18.ナンピン(難平)

ナンピン(難平)とは、保有している買い(売り)のポジション価格が下がった(上がった)ときに、さらに買い(売り)増しをして取得平均価格を下げる(上げる)ことをいいます。

ナンピン買いの場合

ドル円を120.000 円で1 ロット買っていたとします。

ドル円が100.000 円まで下がったので、1 ロットを追加で買います。

そうすると買ったドル円は2 ロットとなり、平均価格が110.000 円になります。
(120.000 円+100.000 円)÷2=110.000 円

保有ポジション数は2 ロットに増えますが、平均化されて保有ポジション価格を下げることができます。

110.001 以上になれば、利益になります。

ナンピン売りの場合

ドル円を100.000 円で1 ロット売っていたとします。

ドル円が120.000 円まで上がったので、1 ロットを追加で売ります。

そうすると売ったドル円は2 ロットとなり、平均価格が110.000 円になります。
(100.000 円+120.000 円)÷2=110.000 円

保有ポジション数は2 ロットに増えますが、平均化されて保有ポジション価格を上げることができます。

110.001 以下になれば、利益になります。

ナンピンは資産が潤沢にあるならば、100%利益が出る売買手法ですが、
一方向に動き続けると大きな損失を被る危険性があります。

個人投資家は資産に限りがありますので、
むやみにナンピンをすることは控えた方がよいです。