09.口座開設する場合は日本の金融庁に登録している会社で

金融庁がFX 取引のレバレッジ規制を行い、個人投資家の場合は最大で25 倍までとしました。(法人の場合はレバレッジの規制はありません)

レバレッジ規制をした理由は、規制前は、FX 取引業者の間でレバレッジ競争をしていました。
少ない資金で大きな金額の取引ができるということで、200 倍、300 倍は当たり前で、高いところでは500 倍、1,000 倍といったところもありました。

高レバレッジの取引が増え、わずかな為替相場の変動で預けた資金があっという間にゼロになったり、預入れた証拠金以上の損失が発生したりするということが頻発しました。

このことが社会問題になり、個人投資家保護の目的で最大レバレッジ25 倍の規制ができました。
高レバレッジで取引をしていた投資家はレバレッジ25 倍になってしまうと物足りなく感じ、レバレッジ規制のない、海外のFX 取引業者で口座開設をして取引をしている個人投資家がいます。

海外のFX 取引業者は信託保全していない場合もあり、会社が破たんした場合、預入れている証拠金が返還されない場合もあります。

悪質な場合、預入れた証拠金をそのまま持ち逃げしてしまう可能性もあります。

日本の金融庁では何もできないので、投資家は泣き寝入りをするしかありません。

残念なことですが、実際に海外ではこのようなことが発生しています。

海外のFX 取引業者は日本語ページを作成し、日本の会社と思わせるような勧誘を行っています。

金融庁に登録していない海外のFX 取引業者が日本において勧誘を行っている場合、金融庁が警告を出していますが、なくなる気配がありません。

以上のことから、口座開設する場合は、必ず、日本の金融庁に登録しているFX 取引会社で口座開設するようにしましょう。

日本の金融庁に登録しているFX 取引会社は下記で確認することができます。
http://www.fsa.go.jp/menkyo/menkyoj/kinyushohin.pdf

無登録の海外所在業者による勧誘にご注意ください。
http://www.fsa.go.jp/ordinary/kanyu/20090731.html