ボリンジャーバンドとは、移動平均線の上下に帯のようなバンドをつけ加えることによって、現在の価格が直近の値動きと比べてどのレベルに位置するのかが分かるインジケータです。
ボリンジャーバンドは、移動平均線をセンターラインとして算出された幅で、上方に+1~+3σ(シグマ)ライン、下方に-1σ~-3σ(シグマ)ラインが描かれます。
統計学では、真ん中の移動平均線から
一番近い上下線の間で価格が動く確率(1次標準偏差=±1σ)は68.26%
二番目の上下線の間で価格が動く確率(2次標準偏差=±2σ)は95.44%
三番目の上下線の間で価格が動く確率(3次標準偏差=±3σ)は99.73%
であることが知られています。
統計学的には、ボリンジャーバンドの±2σ線を超えて動く確率は4.56%であり、
超えたとしても、いずれは平均価格(移動平均線)のほうに戻ってくることが考えられます。
ボリンジャーバンドは、価格の動きに合わせてバンドの拡大と収縮を繰り返しています。
バンドの形状で「順張り」「逆張り」それぞれの投資に利用することができます。
レンジ相場の時は、ボリンジャーバンドが収縮するので、価格が±2σ近辺に達したら「逆張り」指標として利用されることが多いです。
バンドが収縮から拡大方向にかつ、移動平均線が上下いずれかに傾いて来たら、
レンジ相場抜けやトレンド転換になった可能性があるので、「順張り」指標として利用することができます。