01.スワップポイントの仕組み

金利が異なる通貨ペア(2国間の通貨)を売買した際に発生する金利差のことを「スワップポイント」と言います。

スワップとは「交換」という意味があります。

FX取引では、ドルなどの外貨を保有するということではなく、ドル/円などの通貨ペアというポジションを保有するという表現が正しいです。

通貨ペアとは、ドル/円、ユーロ/ドルなどといった通貨の組合せのことをいい、
例えば、ドル/円でドルを買った場合は、「円を売ってドルを買っている」ポジションを保有していることになります。

つまり、円を借入れてドルで預入れている状態になります。

逆に、ドル/円でドルを売っている場合は、「ドルを売って円を買っている」ポジションを保有していることになります。

つまり、ドルを借入れて円で預入れている状態になります。

預入れた通貨は、受取金利が発生します。

借入れた通貨は、支払金利が発生します。

この受取金利と支払金利の差額をスワップポイントと言います。

スワップポイントはポジションの保有日数分だけ授受されます。

スワップポイントは主に国の政策金利をベースに計算されますが、
その他にも日々の経済情勢や国の信用度も考慮され計算されていますので、
覚えておいてください。

リーマンショックの時など、世界経済が混乱しているときは、
豪ドル/円などの高金利通貨を買っている場合でも一時的にスワップポイントが支払いになったケースもありました。