Pipsとは、為替レートが動く単位のことです。
Pipの意味についてインターネットで検索すると、
・サイコロの目や小さな点という意味
・percentage in pointの略でpipと呼んでいる
など、インターネット上に説明がありますが、
正しくは、price interest pointの略になります。
為替レートが動く単位は、ドル/円の場合は「円」「銭」、ユーロ/ドルの場合は「ドル」「セント」など、
通貨ペアによって動く単位が異なり、通貨ペア毎に呼び方を変えるのは大変面倒です。
そこで、為替レートが動く単位をすべての通貨ペア共通でPips(「ピップス」、または、「ピプス」)と呼んでいます。
Pipsの代わりに、point(ポイント)と呼ぶこともあります。
pipsはpipの複数形なので、
単数の1の場合は、1pip(ピップ)
複数の2以上は、2pips(ピップス)、3pips(ピップス)・・・
と数字に合わせて呼び方を変えます。
通貨ペアの右側が「JPY」の場合、小数点第二位の0.01を1pip
通貨ペアの右側が「JPY以外」の場合、小数点第四位の0.0001を1pip
と呼んでいます。
近年では、FX取引業者のスプレッド競争などの影響により、
ほとんどの会社が、Fractional pips(フラクショナルピップス=1pipを1/10で表示)が導入されるようになりました。
これまでの最小スプレッドであった1pipを下回る「0.5pip」や「0.3pip」といったスプレッドで提供されるようになりました。
そのため、
通貨ペアの右側が「JPY」の場合、小数点第三位の0.001を0.1pip
例:ドル/円 100.001
通貨ペアの右側が「JPY以外」の場合、小数点第五位の0.00001を0.1pip
例:ユーロ/ドル 1.00001
と呼ばれています。
Pips (ピップス)の変動をまとめると、
ドル/円
100.000が100.001になると、0.1pip動いたことになります。
100.000が100.010になると、1pip動いたことになります。
100.000が100.100になると、10pips動いたことになります。
100.000が101.000になると、100pips動いたことになります。
100.000が110.000になると、1,000pips動いたことになります。
ユーロ/ドル
1.00000が1.00001になると、0.1pip動いたことになります。
1.00000が1.00010になると、1pip動いたことになります。
1.00000が1.00100になると、10pips動いたことになります。
1.00000が1.01000になると、100pips動いたことになります。
1.00000が1.10000になると、1,000pips動いたことになります。
収益に関係することなので必ず、覚えるようにしてください。