03.逆指値注文(決済用)

指値注文とは逆で、指定した価格より安くなったら「売却」、高くなったら「買い戻す」注文方法です。

逆指値注文の特徴は「買い戻す」注文の場合、指値以上の価格、
「売却」注文であれば指値以下の価格にならなければ注文が成立しません。

為替相場の状況によっては、不利な方向にのみ、スリッページが発生することがあります。

逆指値注文でスリッページが発生する場合は、
金曜日の終値と月曜日の始値を比べて大幅な価格のかい離が発生した場合に発生します。

例をあげて説明します。

買い逆指値の場合(売りポジションの決済用の逆指値)の場合

上記の場合、ドル/円の買い逆指値を119.000で発注していますが、金曜日の終値が118.000でしたので、逆指値価格の119.000まで価格が上がらずに土・日曜日を迎えました。

月曜日の始値が120.000でスタートしたとします。

逆指値注文の特徴は、買い注文の場合、指値以上の価格で約定する注文なので、
月曜日の始値の120.000で買い逆指値119.000が有効になり、120.000で注文が成立します。

119.000の買い逆指値に対し、120.000で買い注文が成立したことになるので、
1円高い価格(不利な価格)で約定し、決済したことになります。

 

売り逆指値の場合

上記の場合、ドル/円の売り逆指値を119.000で発注していますが、金曜日の終値が120.000でしたので、逆指値価格の119.000まで価格が下がらずに土・日曜日を迎えました。

月曜日の始値が118.000でスタートしたとします。

逆指値注文の特徴は、売り注文の場合、指値以下の価格で約定する注文なので、月曜日の始値の118.000で売り逆指値119.000が有効になり、118.000で注文が成立します。

119.000の売り逆指値に対し、118.000で売り注文が成立したことになるので、
1円安い価格(不利な価格)で約定し、決済したことになります。

逆指値注文の場合は、不利な方向にのみスリッページが発生するので注意が必要です。