現在のマーケットの価格で決済注文を出す注文方法です。
原則として、現在の価格で取引が約定(やくじょう)できます。
発注時の価格と約定時の価格差(スリッページ)が出るときがあります。
*注意
取引会社によっては、成行注文でのスリッページの許容範囲を設定できる会社もあります。
スリッページの許容範囲を3pipsと設定した場合、
設定したスリッページ許容範囲の3pips以内であれば約定できます。
しかし、約定可能な価格が、発注した価格から不利な方向に3pipsを超える場合、
約定せずに注文がキャンセルまたはリクォート(価格の再提示)されます。
リクォート(価格の再提示)になった場合は、再提示された価格でよいかどうかの判断をします。
再提示された価格でよければ、注文が再発注され、キャンセルする場合は、注文が無効になります。
特に、ポジションを決済するときに成行注文を使用する場合は、
ポジションが確実に決済されたかどうかを確認するようにしてください。
決済したつもりが決済できておらず、利益が取れるどころか損失になる可能性があるからです。
買いポジションを持っており、
120.100の時に「売却」するために決済のための成行注文の売りを発注
売りポジションを持っており、
120.120の時に「買い戻し」するために決済のための成行注文の買いを発注