05.テクニカル要因

テクニカル要因とは、特に為替相場に影響を及ぼすような経済情報などはないのに
テクニカル分析上の売買ポイントで注文が入ることにより相場を動かす状況のことです。

テクニカル分析とは、
過去に発生した価格の値動きなどのパターンから将来の値動きを予想・分析し、
売買するのに最適なタイミングを探す手法のことです。

過去に、

このパターンになったら上昇した
このパターンになったら下落した

というものをチャート上に表示させます。

過去に上昇したパターンが発生したら、
買いシグナルが発生したと捉えます。

買いシグナルが出たと市場参加者が考え、たくさんの買い注文が入ると、
買われた通貨は上昇します。

過去に下落したパターンが発生したら、
売りシグナルが発生したと捉えます。

売りシグナルが出たと市場参加者が考え、たくさんの売り注文が入ると、
売られた通貨は下落します。

このように為替レートやチャートは市場参加者の心理が反映されてつくられていきますので、相場を読むには他の市場参加者の心理を読むことが重要になります。