為替相場は様々な要因が絡み合って変動しています。
基本的に為替レートは2国間(通貨ペア)の相対的な力関係によって決まります。
ちょうど、2国同士が綱引きをしているような感じが分かりやすいです。
引っ張る方を「買われる方」
引っ張られる方を「売られる方」
と考えてください。
綱引きは強い方側に引っ張られるので、
引っ張った強い国側の通貨が買われて高くなり、
引っ張られた弱い国の通貨が売られて安くなる
というイメージです。
下記の場合は、通貨Aが買われて高くなり、通貨Bが売られて安くなるということです。
通貨A高・通貨B安
下記の場合は、通貨Aが売られて安くなり、通貨Aが買われて高くなるということです。
通貨A安・通貨B高
引っ張られる強さが強いほど、為替レートの変動も大きくなります。
つまり、強い国の通貨が高くなり、弱い国の通貨が安くなって為替レートが決まるということです。
例えば、
アメリカと日本の2国を比べた場合、
アメリカの通貨はドル、日本の通貨は円なので、
該当する通貨ペアは、
ドル/円(USD/JPY)になります。
アメリカと日本を比べ、アメリカが日本よりも経済が強く、景気がよければ、
ドルが買われて高くなり、円が売られて安くなります。
このことを円安ドル高と呼び、一般的に円安と呼ばれています。
反対にアメリカが日本よりも経済が弱く、景気がわるければ、
ドルが売られて安くなり、円が買われて高くなります。
このことを円高ドル安と呼び、一般的に円高と呼ばれています。