略称:ETC 発行上限:なし 発行開始:2016年7月 ブロック生成時間:約10秒
概要
- The DAO事件(2016年6月)というイーサリアムの脆弱性を突かれたプロジェクトがあり、これにより、ETHが当時のレートで約65億円分盗まれました。イーサリアム側はこの事件を解決するために、ハードフォークが行われ、それによって生まれたコイン。
- イーサリアムクラシックは、イーサリアムと基本の仕様は基本的には同等だが違いもある。
特徴
※主にイーサリアムとの違いに焦点を当てて解説
① 手数料が安い
「イーサリアム」でも「イーサリアムクラシック」でも、スマートコントラクトを実行する際に手数料が発生します。
イーサリアムクラシックの方がイーサリアムに比べ手数料が安いというのが1つの魅力です。
②「Code is Law」という非中央集権的な考え方を採用
ここでは難しい説明は省きますが、元々ビットコインの魅力として通貨発行主体がいないこと(非中央集権)が魅力だとされてきました。
イーサリアムクラシックはイーサリアムとは違い、そういった非中央集権的な考えを採用しているので、本来の分散型システムの理念を重視する層からの支持を集めているのも1つの特徴です。
今後注目しておくべきポイントやイベント
イーサリアムとの共存
イーサリアムクラシックについては、やはりイーサリアムと共存できるか?
また、個人的にはイーサリアムの開発に力を入れすぎるあまりイーサリアムクラシックの開発がおろそかにならないか?という部分も少し懸念しています。
現在、状況は違いますがBTCとBCHの関係性を見ると、よくBTC派とBCH派がバトルを繰り広げています。
それに対し、イーサリアムの開発者のビタリックは、「イーサリアムとイーサリアムクラシックは共存する」と宣言しています。
特に2018年中にイーサリアムは4段階アップデートを終え、完成する可能性が高いです。
その中で果たしてイーサリアムクラシックはどのような役割を担うのかについては注目ポイントです (※2021年5月現在、最終アップデート「セレニティ(イーサリアム2.0)」の運用が既に開始しています)。