略称:DASH 発行上限:約2,200万DASH 発行開始:2014年1月 ブロック生成時間:約2.5分
概要
- モネロに次いで2番目に時価総額の高い、匿名性が高いコイン
特徴
取引スピードと匿名性に特化したコイン
DASHは当初Darkcoinという名称でしたが、2015年5月にDASHに改名されました。
仮想通貨はこういった通貨の改名やリブランディングのタイミングで価値が上昇することも多いので、注目すべき点です。
DASHはコインミキシングという仕組みを使っています。
コインミキシングとは簡単にいうと、コインを送金の処理をする際にいくつかの送金をまとめてそれをシャッフルして、送金をかけます。通常は個別で送金の承認をかけますが、それをある程度の件数でまとめてミックスして送る事で送信元が不明瞭になり、送金を追跡する事が不可能になるという仕様です。
また、DASHは送金スピードが約4秒と瞬時に価値を送る事ができる仕組みを取っています。これをInstantSendと言います。
今後注目しておくべきポイントやイベント
インフレが起こっている国での決済通貨としての需要拡大
DASHは決済スピードの速さ、ネットワーク費用の安さ、充実したサポートの3点の強みを活かし、昨年2017年11月27日にジンバブエの決済サービスであるKuvaCashとの共同決済システムに出資しました。
これにより、ジンバブエ国内ではSMS送信が可能な携帯電話から、DASHでの即時決済が可能になるのです。
これにより昨年、DASHはこれまで見たことがない高騰を見せました。
ジンバブエは経済システムが崩壊しており、ハイパーインフレ状態になっています。
国が発行する通貨に何の信用性もなく、国民のほとんどが、携帯のプリペイドカードや外貨などを使用して生活しています。
そんなジンバブエのようなハイパーインフレが起こっている国にDASHが入り込む事により救う事ができれば、今後そういった自国の通貨に信用がない国ではDASHの需要が高まるでしょうね。
つまり、今後のジンバブエ国内のDASHの動きにはもちろんの事、決済手段としてのDASHの動きにも注目が必要ですね。