02.イーサリアム/ETH

略称:ETH
発行上限:なし
発行開始:2015年7月
ブロック生成時間:約15秒

 

概要

  • あらゆる契約毎を簡略化させるために作られた、プラットホーム※22系通貨
  • ビットコインは価値を送付して記録することができるが、イーサリアムは価値+情報もくっつけて送付+記録することができる

 

特徴

スマートコントラクト※23の採用

スマートコントラクトには取引で行われる契約を自動的に実行、保存する事ができる機能があります。

例えば、ビットコインは「AさんがBさんに1BTCを送金した」という取引情報がブロックチェーンに保存されますが、イーサリアムはこれに加え、「Aさんが〇〇すれば□□する事ができる」といった契約条件等をプログラムで記述する事ができるのです。

更に詳しくいうと、Aさんは国外のB不動産の物件を購入したいとします。

通常であればAさんは国外に足を運んで契約書を記入する作業が必要になり、非常に手間ですが、イーサリアムのスマートコントラクトを活用すると、「AさんはB不動産に100ETH支払えば契約が完了する」というプログラムを記述しておくだけで、第三者者を介さず、かつ手間をかけずに契約を完了させる事ができるのです。

 

今後注目しておくべきポイントやイベント

① 四段階アップデート)の完成

イーサリアムの完成には、フロンティア→ホームステッド→メトロポリス→セレニティといった4段階のアップデートが必要になり、現在は3段階目のメトロポリスの途中です。

つまり、イーサリアムはまだ完成していないのです。

 

② イーサリアムベースのICOに注目

イーサリアムはプラットホームに使われるため、イーサリアム上でたくさんのアプリの開発(ICO※24)が盛んになっています。

もちろん、その各ICOの仕様にも注目なのですが、イーサリアムを使用した大きなICOの直前はETHの価格が上がりやすいです。

なぜなら、そのICOの資金集めをETHで行うのが、ほとんどだからです。

つまりICOに参加したい人はETHを買い集めるので、価格が上がるという理屈です。

そういったICOの時期を活用したトレードも面白いですね。