略称:LTC 発行上限:8,400万LTC 発行開始:2011年10月 ブロック生成時間:約2.5分
概要
- ビットコインの仕様を真似て、かつビットコインの問題点を補う為に作られたコイン
- BTCが金ならLTCは銀の役割を果たす事を謳ったコイン
特徴
ビットコインの欠点を補えている
前述の通り、BTCは送金に10分間の時間を要しますが、LTCはBTCとブロック毎の容量は1メガバイトと同じでも、その処理スピードが4分の1の2.5分と単純に送金スピードが早いのです。
逆にいうと2.5分で承認が完了してしまう仕様なので、少しBTCに比べ安全性が欠けると言われています。
BCHはBTCのスケーラビリティ問題を解決するためにBTCのチェーンから分岐して生まれましたが、LTCはBTCの欠点になりそうな部分を補うことを目指して開発された決済通貨です。
つまり、1メガバイトの容量の送金を行うなら、BCHよりLTCの方が早いという事になります。
また、LTCの開発者は、BTCが金ならLTCは銀を目指すという目標を掲げていると言われていて、発行上限を8400万枚にしていることから、BTCとの共存を目指していることが見て取れます。
今後注目しておくべきポイントやイベント
チャーリー・リー氏の今後の開発に注目
BTCやBCHと違って、LTCにはチャーリー・リー氏という明確な開発者がいます。
チャーリー・リー氏は、BTCのスケーラビリティを解決するために生まれたBCHを少なからずライバル視しているはずです。(よくBCHについて批判的な意見を述べている1人です)
間違いなく、今後もBCHに対抗してあらゆる開発に力を入れてくるはずですので、今後のチャーリー・リー氏の動向には注目です。
特に2019年にはLTCの半減期を迎え、マイニング会社にとって報酬として得られる枚数が減る(半減する)わけです。
報酬として貰える枚数が減るという事は、マイニング会社にとって収益を半減させない方法を考えてくる可能性が高い、ということになります。
⇒2019年に最新の半減期を迎え、マイニング報酬が減りました(半減しました)。
今後も半減期は定期的にやってくるので、マイニング会社の収益を半減させない方法を考えてくる可能性が高い、ということになります。
ですので、半減期の前にはマイニング会社の報酬を減らさないために、開発者側がアップデート等のイベントを打つ事が多く、価格が上がりやすいと言われているので、2019年は特に注目ですね(※2021年5月時点、半減期以降に価格が大幅に上昇したことを確認できます)。
その他のコインでもマイニングを流通手段として取り入れている通貨については、半減期前には同様の事が言えるので、仕込み時になるケースが多いです。