略称:BTC 発行上限:2,100万BTC 発行開始:2009年1月 ブロック生成時間:約10分
概要
- 仮想通貨におけるエンペラー的存在
- 2009年からプログラム発行されている世界トップの暗号通貨
特徴
① 特定の管理組織がいない
通貨には発行責任部隊と呼ばれる中央銀行が存在しますが、ビットコインには特定のプログラマーによって、プログラミングされたシステムのみが存在するだけなのです。
日本円であれば、日本銀行が責任を持っていくらでも発行する事ができますが、ビットコインには管理者がいないのでそれを行う事ができないのです。
特定の管理者に管理される事なく、自由に個人間で価値のやりとりができるのがビットコインの特徴かつ魅力だと言えるでしょう。
② 発行上限が決められている
紙幣については基本的に中央銀行がいつでも、かつ、いくらでも発行する事ができるので上限が存在しませんが、ビットコインについては、発行上限が2100万枚と決められています。
つまり、全世界に2100万枚しか存在しないのです。枚数が決まっていて、かつ自由に価値のやり取りができて便利なことから、希少価値が生まれ、現在の価格がついているのです。
ビットコイン開発に携わった関係者曰く、将来的に1BTCが1億円になるように設計されたとも言われています。
また、発行上限があり、通貨の発行にマイニング(採掘)という言葉が用いられていることから、ビットコインは金をモチーフにして作られていると言われています。
今後注目しておくべきポイントやイベント
① ETF上場
ビットコインは、2017年ETFに上場するかもという話題が出た瞬間に高騰し、それが却下された途端に下落しました。
2021年4月26日、ニューヨーク証券取引所(NYSE)が、ヴァルキリーデジタルアセットが組成するビットコイン上場投資信託(ETF)の上場に向け、申請書を金融当局に提出したと報じられました。
ETFに上場すれば、ますます機関投資家からの資金流入が予測できるのです!!
② ライトニングネットワーク
ビットコインはスケーラビリティ問題を抱えており、現状のままでは決済には使い続けることは困難です。
そこで、現在その問題を解決するために、ライトニングネットワークの開発がすすめられています。
ライトニングネットワークとは、ブロックチェーンとは別世界のネットワークで、ビットコインの送金時にそのネットワークにBTCを移すことで、素早く送金がすることが可能になります。
このシステムはビットコインの抱えるスケーラビリティ問題に対して、解決策と言われていますので、この話題や進捗にも今後注目です。